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ワンスアラウンドの『現場マガジン』 2022年11月2日号 |
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皆様、いつもご覧いただきまして誠にありがとうございます。 ワンスアラウンドで、ビームス みなとみらいのショップマネージャーをしております武島幸宏です。 今週は現役店長の目線で、店舗の今、そしてこれからをレポートする「店長からの手紙」の第8弾をお届けいたします。 現場からのレポートが少しでも読者の皆様のお役に立つことが出来れば幸いです。 |
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店長からの手紙 【vol.008】 |
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アイメッセージが人の心を動かす 「アイメッセージとユーメッセージ」 |
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自らの想いを相手に伝える。メッセージを発する。それは店長の最も重要な仕事のひとつと言えるでしょう。 メッセージには「アイメッセージ」と「ユーメッセージ」があると言われています。 「アイメッセージ」とは「私」を主語にして主張する方法です。 臨床心理士のトーマス・ゴードンによって提唱されました。 <具体例> ・(私は)連絡がもらえて嬉しい。 ・(私は)そうされると悲しい。 ・(私は)あなたといられて楽しい。 主語を「私」にすると、相手に配慮しながら自分の主張が出来る為、柔らかい印象になると言われています。 自分の想いを伝えますが、判断は相手に任せることになります。 「ユーメッセージ」とは「あなた」を主語にして主張する方法です。 <具体例> ・(あなたは)もっと出来るでしょう。 ・(あなたは)約束を守りなさい。 ・(あなたは)遅刻してはいけません。 このように相手の領域に分け入っていくような言葉になります。 「あなた」が主語になると、相手の行動を制限することになるので、強い口調になります。 リーダーとしてスタッフに接していると、「ユーメッセージ」を使う機会が必然的に多くなります。 新しいシステムが導入され、それを落とし込む時。ルールや規約をアナウンスする時。 目標を定めて取り組みを始動させる時。「〜してください」あるいは 「〜してほしい」というトップダウンの伝え方が必要なシーンは、 組織を束ねている以上、毎日のようにあるでしょう。 私も「ユーメッセージ」はよく発します。しかしそれだけでは組織は動きません。 スタッフは成長してくれません。何故ならスタッフには「アイ」=「私」があるからです。 「私」に働きかける最良の手段は、「私」を主語とする「アイメッセージ」であると私は思います。 |
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「想いを込めた言葉だけが伝わる」 |
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ご紹介するのが少し照れ臭いメッセージでした。 「アイメッセージ」を通り越して、「愛メッセージ」になってしまっているな、と我ながら苦笑する時もあります。 でもそれくらいでいいのです。 私はスタッフへの自らの想いや感情を真剣に伝えることを、これからも厭いません。 想いを込めた言葉には、人の心に響く力が宿ります。私はそう信じてスタッフの育成にあたっています。 店長が心を開いて向き合えば、スタッフは必ず成長で返してくれる。 その信念をリーダーが持ち続けることが、必ずチームを強くすることに繋がります。 最後までお読みくださりありがとうございました。 明日も売場と向き合いたいと思います。 |
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