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ワンスアラウンドの『現場マガジン』 2022年10月26日号 | |||||||||
皆様、こんにちは。 ワンスアラウンドで新卒採用を担当している岡田聖子です。 今週は、『人を育てる』シリーズの第29弾。 今回は人材育成を行うタイミングにより変わる研修効果について、 弊社スタッフの事例を交えてお伝えしたいと思います。 |
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人を育てる法則 【vol.029】 |
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成長の糧となる研修のタイミングは? | |||||||||
キャリアコンサルタントが行うキャリア面談を弊社では5年前より実施しておりますが、
ほぼ全員の面談が一巡した今年は対象者を増やして実施しています。
中には今回が2回目となるメンバーもおり、コロナ禍等でこの2〜3年はオンライン面談になる場合もありましたが、
対面だからぽろっと出る何気ない一言や表情も確認したいので、今年はできるだけ対面での面談を実施しています。 普段の忙しい日常では、キャリアについてじっくり考えることがないスタッフが、 自分のことをゆっくり考える時間をつくるのも大事なキャリア開発ですが、 悩みを聞くだけではなく成長を感じるうれしい面談になることも多々あります。 今年は並行して「3年で店長になるプログラム(以下、3TPと略)」と称した若手育成研修をスタートしており、 あるスタッフAさんの成長のタイミングにこの研修がマッチし、 非常に意欲的に取り組んでくれておりましたのでご紹介したいと思います。 | |||||||||
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<再びの人材不足対策に「成長している」実感は有効か> 2019年以前から続く人材不足感は、コロナ禍で2020年以降に一時的に弱まりましたが、 2022年から再び全業種が人材不足へと大きく揺り戻されています。 人材の流出を防ぐためには、働くスタッフが成長できていると実感できることも大切です。 階層別研修もその対策の1つではないでしょうか。 「人材育成と能力開発の現状と課題に関する調査」(労働政策研究・研修機構2020年調査)によると、 従業員の人材育成・能力開発の課題として ・指導する人材が不足している 31.9% ・人材育成を行う時間がない 30.2% を挙げる企業が多いようですが、弊社もこの3TP研修を稼働させるまで長い準備期間を有しましたので、 その気持ちはよく理解できます。 ![]() |
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労働政策研究・研修機構「人材育成と能力開発の現状と課題に関する調査」 2020年、 N=7,624、複数回答 |
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スタッフが何を「学びたい」「吸収したい」と思っているのかは人それぞれですが、
入社3〜4年目くらいまでに全ジャンルでの基礎知識をしっかりとつけさせることは、
その後のキャリアの礎になると思います。 今回のAさんとの面談では、階層別研修が 若手のキャリア支援にプラスになっており、会社への帰属意識に繋がっていると感じました。 |
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人材育成は日々の「成長の把握」から始まる |
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Aさんの面談の帰り、たまたま立ち寄った他店で同じく3TP研修に参加しているBさんから
「自分には面談はないのか?」と質問を受けました。面談対象だと伝えると、嬉しそうな顔をしており、
それぞれがキャリアを一緒に考えてくれる相手を必要としているのだと感じました。 「誰かが、自分のキャリアを一緒に考えてくれる。」 「成長の糧になる階層別研修を用意してくれる。」 働き甲斐とは案外このような人を見守り、成長を促す人とのつながりなのかもしれません。 ・学びたいと思う人を把握する。 ・学びたいと思うような体験をさせておく。 人材育成は、研修だけで完成するものでなく、 日々の業務の中での「信頼と責任」があってこそのものだと改めて感じています。 「3年で店長になるプログラム」研修参加者の中から、次世代の店長が誕生する日が楽しみです。 ※注1:ワンスアラウンドの「3年で店長になるプログラム(3TP)」は、 課題解決力を養うマネジメントとコミュニケーション、基礎知識として人事労務管理、販売促進、ビジネスマナーの5カテゴリーをそれぞれ3つのレベルで行う総合的育成プログラムです。 ※注2:面談者の許可を得てメルマガ配信しております。 |
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