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ワンスアラウンドの『現場マガジン』
2021年10月6日号
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皆様いつもお読みいただきましてありがとうございます。
ワンスアラウンドが毎週お届けしている『現場マガジン』は、文字通り我々が運営する《現場》発の
ホットな情報をお届けするメールマガジンです。
今週は、『ショップレポート』第19弾。
今回も先週に引き続きスタッフのモチベーションアップを図っているショップの取り組みご紹介致します。
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ショップレポート【vol.019】
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楽しいこと・嬉しいこと・認めること・称えること Part2!
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弊社では全店、月に1回「店会議」と称する会議を行っています。
前月の振り返りと今月の目標を全員で共有する場としておりますが、これだけを聞くと、とても堅苦しい印象を受けますよね。
そんな「店会議」を、スタッフが参加したくなる会議にしようと工夫しているお店の会議内容をご紹介致します。
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成果を出している「今どきの店会議」とは?
「店会議」のテーマは当然、店の年度計画〜半期計画〜月度計画と落とし込んだもののPDCAの
「C」と「A」を確認する場になります。
計画(P)は、それぞれの分野ごとに担当者を決めて、目標KPIを達成させる為に
取り組んだ内容とその成果や課題を共有していきます。
この店舗でいうと以下の5項目を目標KPIにしています。
@SNSフォロワー獲得
Aブランドアプリ会員獲得
Bお客様アンケート項目の「挨拶」「ヒアリング」強化
Cお客様アンケートの回答数
Dサンクスメール発送件数
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上記5項目にそれぞれ担当を付けて、担当者から報告をしていきます。
各項目で素晴らしい成果を出した人には賞品を用意し、プチサプライズの演出も行っています。
気軽に発言しやすい雰囲気づくりも重要ということで、お洒落な音楽をBGMにリラックスムードの中で、
シビアな計数報告を行っていきます。
毎月のルーティンのPDCA以外では、トピックスとして
@イベント企画
A販売コンペ なども行っています。
特に販売コンペは、上記のKPIのどこかがマンネリ化してきて思わしくないムードが漂ってきたときに、
ギアチェンジの起爆剤として四半期に1回くらいの間隔で行っています。
(あまり頻度が多くても効果が薄くなるため)
どのタイミングでコンペを行って盛り上げていくか?が店長の腕の見せ所とのことです。
そして「店会議」の最後は、「今月のありがとう」で締めます。
各個人から感謝を伝えたい人へのメッセージを読み上げます。
下記は実際の「ありがとうメッセージ」の一例です。
店長 から Aさん、Bさんへ
今月は人事異動で先輩Cが抜け、Dが抜け、俺の髪の毛が抜け、いっきにメンズが若返ったわけだが、
2人ともそれを前向きに受け止め、非常にモチベーション高く新しい職責に臨んでくれている。
本当にありがとう!
新生メンズフロアは君たちニュージェネレーションの時代だ!
僕も負けないようにプラス頑張るんで4649。
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学生アルバイトさん から Aさん、Bさんへ
今月からメンズの雰囲気が打って変わって大きく若がえりました!
アルバイトの僕から見ても、先輩のお2人は大変そうだとひしひし感じています。
自分もその片棒を担ぐことができるよう努めていきます!
積極的に発言させて頂きますし、何か私に出来ることがあれば何でも任せてください!
いつもありがとうございます。
頼りにしています!
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E子さん から 後輩のF子さんへ
今まで2年ちょっと一緒に仕事をしてきたので、今度、異動してしまうのはとても寂しい。
最初は茶髪のふわふわピヨピヨちゃんだったけど、今は知的なカッコ可愛いお姉さんになったね。
天然だけど、とても努力家で自分が決めたことや任せられたことをやり抜く信念があり、
自分も頑張らなきゃといつも刺激を受けていました。
今までありがとう。
これからもよろしくね!
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こんな個人へのありがとうメッセージで締めくくり、
ポジティブな気持ちで次月度へ弾みをつけているそうです。
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「店会議」は1人ひとりがスターになる場!
@司会挨拶
A各担当者からのKPI進捗報告→表彰
B今月のトピックス→コンペがあれば表彰
C今月の「ありがとう」
D店長締めのコメント
このような流れで進行している「店会議」。
店長の出番は最後の熱い?コメントだけで、スタッフが中心となって運営する会議体にしています。
何かしらの細やかな表彰もあり、全員が参加できる・・・そしてスターになる場でもあるのです。
この店舗のスタッフに、「店会議を一言でいうとどんなイメージ?」と質問したところ、
家族が月に1回集まってご飯を食べながら、一か月の出来事を報告してアドバイスし合う場と答えてくれました。
「急がば回れ」
前回のショップレポートでも
楽しいこと・嬉しいこと・認めること・称えること が大事とお伝えしましたが、
楽しい・嬉しいだけではなく、リラックスした環境の中で、自分たちの仕事の振り返りをすることが自発的な行動に繋がり、
結果として生産性が上がる効果が得られるということです。
営業が厳しい状況の中、「もっと頑張れ!」「早く成果を出せ!」と、つい部下に言いたくなるかも知れませんが、
今、スタッフが必要としている職場は、家庭のように精神的に安心できる人間関係であり、居場所
ではないでしょうか。
すぐに成果を求めるよりも、急がば回れ!
リーダーは、ポジティブな環境をいかに仕掛けるか?
が問われている時なのだと思います。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
次回も現場からの声や事例をご紹介してまいります。
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ワンスアラウンド株式会社取締役
E&C推進室室長 佐藤梨枝子
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