皆様、こんにちは。
ワンスアラウンドで新卒採用を担当している岡田聖子です。
今回のテーマは、「店長の採用活動参加によるキャリア開発」です。
人生100年時代に突入し、企業の平均寿命より個人が働く期間が長くなった今では、
1つの仕事だけをずっと継続したままキャリア人生を終える人は少なくなってきています。
特に、小売業の「店長」は、体力的にもキャリアアップ的にも限りがあります。そうした限界を感じて、
将来のキャリアビジョンが見えずに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな店長たちが、新たに自分のキャリアについて考えるきっかけになった
「本社から任された仕事」で彼らにどんな変化があったか、お伝えしたいと思います。
地元高校を訪問した店長は何を学び、感じたのか
弊社では特に郊外立地での採用難で人手不足が続いていたこともあり、3年前から高卒の採用を始めました。
ご存じの方も多いと思いますが、高卒採用は、大卒や専門卒とは全く違ったアプローチ方法が必要です。
人材確保のためには、高校を訪問して、就職指導室の先生方にまず会社を知っていただくために
企業説明をするところから始めなければいけません。(高卒採用の事例については、改めてこのメルマガで配信させていただきたいと思います)
そこで、この高校訪問に、地元エリアの店長を巻き込み、彼らに一種の「営業」を行ってもらったのです。
人手の足りない背景の中、店長たちが高校訪問に時間を割くのは難しいのはわかっていましたが、
エリア特性(その土地ならではの仕事選びの考え方)や、店舗の近隣にある高校へは、
店長の方がアクセスしやすいという理由で各店長に高校訪問のお願いをすることにしました。
実は、私にはその他の目的として、高校訪問経験による店長達への成長期待が3つありました。
1つめ:
高校訪問で採用の手間暇を体感してもらうことで、入社してくる新入社員のケアに力を入れてもらえるのではないか?
(離職率の低下につながる)
2つめ:
会社説明をすることで、店長自身の会社理解が進み、改めて自社のいいところを認識してくれるのではないか?
(会社説明は会社の良い面を話すことが多いので、改めて店長自身が会社の良い所を認識する場になる)
3つめ:
高校訪問という「飛び込み営業的」な経験から何かを学び取ってくれるのでは?
(外にでて、営業目線を体験することで、気づく何かがあるはず!)
店長に高校訪問を依頼をしたときは、「時間が取れない」「やったことがないから・・・」
「やり方がわからない」という声ばかり・・・店長達からの圧も感じながらも、2年が経過して、
今年はコロナ禍もあり、高校訪問は控えましたが、改めて過去2年の経験を振り返り、高校訪問した店長達に感想を聞いてみました。
すると、「今後も店長は高校訪問したほうがいいか?」という問いに、
高校訪問を経験した店長全員から「絶対やったほうがいい」という答が返ってきたのです。
中には、「若い店長ほど高校訪問はやったほうがいいですよ〜。この経験は必要だから継続したほうがいいです!」と、
他の店長にも勧めたいと発言する店長もいました。
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